ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

イニシアチブについて考える

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昨日禁止改定が発表され、パウパーで新たに以下の4枚が禁止されました。

これらのカードが禁止に至った経緯については、パウパーの禁止改定を出す機関でありパウパーの専門家でもあるPauperMTGさんが非常にわかりやすく読み応えのある面白い記事を出していますので、そちらを参照してください。

https://paupermtg.com/column/update_202209/

このサイトでは今日はイニシアチブ及び地下街について考えます。


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イニシアチブとは統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦いで登場したメカニズムであり、あなたがイニシアチブを得るたびとアップキープの開始時に地下街探索を行う事ができます。

 

地下街探索とはダンジョン探索の亜種であり、地下街は地下街探索以外では入る事ができません。

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地下街は通常のダンジョン・カードに比べ効果が強力で、ここを探索する為にプレイヤーはイニシアチブを奪い合います。

 

ゲーム開始時はいずれのプレイヤーもイニシアチブを持っていません。

今回禁止されたようなイニシアチブを得るというカードの効果によりイニシアチブはゲームに持ち込まれます。

 

イニシアチブを持つプレイヤーにクリーチャーが戦闘ダメージを与える度、そのクリーチャーのコントローラーがイニシアチブを得ます。

(そして地下街探索を行います。)

イニシアチブを持てるプレイヤーは一人だけであり、プレイヤーがイニシアチブを得た時、他のプレイヤーはイニシアチブを失います。

フレーバーとしては地下街の覇権を争って戦うというイメージとなっており、ゲームとしてはプレイヤーに戦闘を促すメカニズムとなっています。

統率者向けセットで作られたという事もあり、統治者同様多人数戦向きメカニズムとなっています。

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このメカニズムの問題点としては、まだクリーチャーを展開できていない様な非常に早期にイニシアチブを得られた場合、取り返しようのないアドバンテージ差を産んでしまうという点が挙げられます。

今回の場合睡蓮の花びら暗黒の儀式から1, 2ターン目にイニシアチブを獲得し、それが勝敗に直結していた為にパウパーで禁止となりました。

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青黒フェアリーのようにすでに完成されていたリストにすら暗黒の儀式物騒なバトルレイジャーが採用されていたというのですから驚きです。

 

イニシアチブ関連の豆知識をいくつかご紹介します。

まず地下街に一度入ってしまえば通常のダンジョン探索でも地下街を探索する事ができます。

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逆に他のダンジョンを探索している最中にイニシアチブを得ても地下街に入る事はできません。

プレイヤーが入れるダンジョンはあくまで1つのみです。

 

イニシアチブを持っている状態でイニシアチブを得た場合、イニシアチブの移動は行われませんが、イニシアチブを得た事により地下街探索を行う事ができます。

 

イニシアチブを持つプレイヤーが死亡した場合、多人数戦であればアクティブ・プレイヤーに、そのプレイヤーのターンであれば、次のターン・プレイヤーにイニシアチブが移動します。

ただそれは戦闘を介さず火力などで、という事になるのでかなり稀なケースでしょう。

 

こんな所で。

散々塩と言われ続けた統率者レジェンズ: バルダーズ・ゲートの戦いからまさか禁止が出るとは思ってもいませんでした。

コモン・サイクルにはまだ2種残っているので彼等が今後活躍できるのか、はたまたそれは適正な範囲で収まるのか。

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注目していきたいです。ではでは!

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