ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

The Tabernacle at Pendrell Valeについて考える

今日はこちら。

 

レジェンドで登場した伝説の土地。

すべてのクリーチャーに1マナのアップキープ・コストを要求します。

 

1ターン目からプレイでき、その場合はクリーチャー・デッキを大きく減速させる事が可能。

一方マナ能力は持たないので自分も大きく減速し、また伝説の土地である為2枚目が腐り、にも拘らず再序盤に設置したい関係上複数枚採用したいとなかなか悩ましい土地でもあります。

 

登場時のスタンダードではクリーチャーを用いないコントロールデッキで採用され、現在でもレガシーの土地単で採用されています。

 

長い間(銀枠のOur Market Research Shows That Players Like Really Long Card Names So We Made this Card to Have the Absolute Longest Card Name Ever Elemental等を除けば)秘宝の防御円と並んで最長の英語名を持っていました。

秘宝の防御円

その記録は10年半後に発売される神河物語先祖の院、翁神社に抜かれる事になるのですが、現在でも名前の長い土地といえばこのカードを指すと考えてまず間違いありません。

 

Tabernacleとはユダヤ教における移動式の神殿の事であり、日本語では幕屋と訳されます。

イラストは移動式にしては大きすぎる感じもしますが、これも幕屋と呼ばれます。

またこのカードは使用頻度の高さと名前の長さからよくタバナクルと略されます。

この単語は後にこのカードのリメイク幕屋の大魔術師が登場するまで未訳でした。

 

リメイクカードとしては上の幕屋の大魔術師の他、エンチャント版のペンドレルの霧が存在します。

どちらも4マナとかなり重くなっており、元々のこのカードがいかに強かったかを物語っています。

 

ペンドレルとはトレイリアにある峡谷です。

常に霧で覆われ、中には不気味な大神殿が存在します。

霧は魔術師の召喚呪文を妨害する性質を帯びており、召喚に成功しても魔力を注ぎ続けなければたちまち消え去ってしまいます。

ちなみにこの霧はアカデミーの時間災害によって生じたものとされます。

Sunder

なおファイレクシア侵攻の際にトレイリア全島が消滅した為、現在ではこの峡谷も存在しません。

それでも今尚魔力を放出しているようで、亡き大神殿を崇拝する信奉者を生み出し続けています。

 

再録禁止という事もあり価格は40万円以上。

しかし今回団結のドミナリアにて倉庫から発掘されたレジェンドのカードがコレクター・ブースターに収録される事になったので、手に入れられる可能性が出てきました。

レジェンドの収録枚数と発売されるパック数を考えるとその確率は絶望的ですが、こういう世に出ていないカードが出回るのは個人的には嬉しいです。

デュアラン安くならないかな…まだ1枚も持ってない…。ではでは!

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