今日はこちら。
モダンホライゾン2で登場した衝動的ドローの亜種。
追放したカードは次の自分のターンまで使えますが、むしろ追放したターンには使用できません。
軽量カードを詰め込んだストームデッキであれば追放したカードは大抵唱えることができ、稼いだストーム数を次のターンに持ち越す事ができます。
一応本体分で+1枚のドローになっていますが、実際にはそこに土地が入ってくる為大体×0.75倍されてそのままのストーム数にはなりません。
(ストーム系は大量の軽量呪文に加えてマナ加速が入ってくるので土地は15枚位で構築されます。)
ストーム数に応じた一時的アドバンテージという事で調整版精神の願望としてみることができます。
コストは半減しているもののそのターン中に使用できない、追放したカードのマナ・コストを払わなければならないという事で大幅に弱体化しています。
最も精神の願望はレガシー、ヴィンテージでは実装初日に禁止・制限されてしまっているので、弱体化もやむ無しでしょう。
コモンという事でパウパーでも使用可能でした。
騒鳴の嵐の禁止後、その後継としてメタゲームに君臨。
ケッシグの火吹きを置き呪文を連打する黒赤ストームは他のデッキに対し6割の勝率を誇っていました。
ここでも追加のカード獲得手段として実験統合機と命取りの論争がリストに採用されています。
本当に強いカードだったんだなぁこの2枚。
その高い勝率から2022/3/7に禁止。
まあそもそもがかなり悪さをするカードに見えますし、追加が無かったとしても禁止されていたような気がします。
フレーバーでは電位式リレーの実験は何年も前に破棄されたにも関わらず、今も動き続けているとされています。
破棄された実験という事は誰も動かしていないはずですが、にも関わらず動き続けているのであればそれは永久機関に近いでしょう。
永久機関の完成はこちらの次元では否定されていますが、人類の夢である事に変わりはなく、そこからエネルギーが取り出せれば人類二度目の産業革命となるでしょう。
それだけに旧世代のエネルギー形態が崩壊し、世界のあり方が変わる危険な技術の様な気もします。
破棄されたのもその辺が関係しているのかもしれません。
莫大なアドバンテージを得られる可能性のある何年も前に破棄された危険な技術…もしかするとストームの事かもしれませんね。
電位式リレーというのもなかなかわからない言葉ですね。
電気系統の言葉みたいですし、それがリレーの様に伝わっていくのも知られています。
導線の中を電子が移動していく事こそ電流の正体ですし。
だとするとこの絵は左側に落ちた雷を右→中央へと伝えていく様子でしょうか?
何となく中央をデロリアンが滑走していく様子が脳裏に浮かびます。
そういえばあれも破棄されそうになってましたね。
ではでは!