今日はこちら。
豪快な全体除去。
すべてのアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、墓地を望むだけ追放できます。
コストが重いものの相応の効果を持っており、追放除去なので再利用も封じる事ができます。
PWには触れませんが、逆にPWをこちら側から使ってアドバンテージを取っていくというのもいいと思います。
(まあPW追放モードがあっても選ばなければいいだけなのですが。)
1枚でエシカの戦車の解答となる1枚であり、老樹林のトロールもエンチャント・モードでも対処可能。
白黒ミッドであれば魅せられた花嫁、エドガーや婚礼の発表等を1枚で処理する事ができ、環境を定義する1枚となりそうです。
リミテッドではモードを選べるのがかなり活きてきそうです。
リミテッドの常としてクリーチャーが主戦力になるのはいつも通りなのですが、アーティファクトやエンチャントであるクリーチャーが存在するので、戦場をよく見るとクリーチャーを追放するよりもアーティファクトやエンチャントを追放した方が効果的な場面も多そうです。
構築でも活躍すると思われます。
禁止改定後の環境では白黒ミッドレンジが活躍しており、同デッキで活躍するカードは複数のパーマネントとして展開するカードが多いのですが、それらを一掃できる告別はかなり強力そう。
蜘蛛の女王、ロルスとの相性の悪さは今後の環境の焦点になりそうです。
弱点はラスとしては重すぎる点。
スレイベンの守護者、サリアと傑士の神、レーデインが戦場にいると9マナとなり、時間切れ。
そうでなくとも6マナはアグロ相手だとかなり不安なタイミングであり、これ1枚に頼り切ってしまうとアグロにひき殺されてしまいそうです。
これは前にも言ったんですけど、強力な死亡誘発や破壊不能、呪禁持ちが増えてしまうと、追放除去以外の除去に意味がなくなってしまい、実質的なカードプールが狭まってしまいます。
また解答としての追放除去を強くしてしまうと、弱めの死亡誘発持ちに意味がなくなってしまい、これまたカードプールが狭まってしまいます。
インフレの過程でこうなってしまうのは結構仕方ない部分もあるんですが、個人的にはやはり追放除去はあまり強くしない方針で作って欲しいです。
加えてこのカードの場合、着地誘発で複数のパーマネントを展開するカード群の存在価値を減少させています。
当然複数枚のカードを使って複数体出した時も同様。
このカードの存在がカードプールを大幅に狭めないといいのですが…。
このカードが環境の中心となった場合のアプローチは3つで、
①撃たれる前に殴り切るアグロプラン
②撃たれても打ち消すクロパプラン
③撃たれても問題ないフレンズプラン
内①は食肉鈎虐殺事件②は手札破壊から撃つことで対処できるので、PWを増やしたフレンズ系デッキが増える事になりそうです。
はたして。ではでは!