今日はこちら。
1マナのインスタント。
命取りの亜種であり、キャントリップの付いた上位互換です。
1マナでクリーチャーを破壊できる点、及び1ドローでアドバンテージを失わない点はかなり強力。
その一方でそのターンにダメージを受けたクリーチャーがいなければ唱える事すらできません。
当然1ドローによって手札を整える事も不可能。
これを入れた事でダメージ源が減ってしまい、これを唱えられないというのは本末転倒です。
1ドローが付いているのでチャンプアタックや火力呪文と組み合わせても1:1交換となるのはかなり強力。
というよりはむしろそれを見越してキャントリップになっている様な気がします。
一長一短ですが使い勝手としては焼印刃と似た感じになるのでは無いでしょうか。
構築では少し厳しい気がします。
そもそも相手にタフネス2以上のクリーチャーがいなければ撃つ事すらできません。
命取りの論争とかで避けられる可能性があるのも最悪。
立ち消えになると1ドローもできません。
とはいえ1マナのキャントリップ付き除去はやはり魅力的。
赤黒等で火力呪文を絡めて使ったり、あるいは単に大量に並べたトークンで不用意なブロックを誘ったりして使われる可能性は少しあります。
天啓が生きてたら絶望的でしたね。
(フィニッシュターンにしかクリーチャーが出ないうえ、出てくるクリーチャーが1/1=ダメージくらったらそのまま死亡)
多くのコモンの主戦場となるリミテッドではさすがにかなり強力なカードとなるはずです。
というのも今回青黒にはメインキーワード能力の1つ忍術が割り当てられています。
これは自分のブロックされなかった攻撃クリーチャー1体を手札に戻す事で、忍術を持つクリーチャーをタップ状態かつ攻撃している状態で出せるというもの。
軽い回避能力持ちで攻撃し、相手が油断してそれを通した所で、実は忍者だったのさイヤーッ!!とできる能力という事ですね。
これにより相手はいつも以上に攻撃を止めなければなりません。
その結果クリーチャーがダメージを受けるという場面は、いつもより多くなると思います。
そこでこの決め台詞。
相手の取るに足らないと考えていたかすり傷が、一瞬で致命傷と判明する訳です。
という訳で神河:輝ける世界のリミテッドの戦闘を味わい深くしてくれる事間違いなしの1枚。
青黒の立ち位置次第では2、3手目に取られる事も珍しくないんじゃないでしょうか。
今回の神河:輝ける世界では日本の有名な方達が、いくつもアートを手掛けています。
あの北斗の拳で有名な原哲夫先生も新PW漆月魁渡を書いており、とても16歳とは思えない貫禄になっています。
今回のカードもそれを意識したものだと思って間違いないと思います。
本来なら焼印刃でいいんですよこれ。ではでは！
