明日には禁止が出るはずなので、マローのヒントは一旦保留。
いつも前後編に分かれるので結構大変な事になりがちです。
最も既に取り上げたカードである可能性も高いので、明日からやるかも。
ひとまず今日は引き続きパイオニアの禁止カードをやっていきます。
今日はこちら。
テーロス還魂記で登場した新ヨーグモスの意思。
このターンだけ自分の墓地にあり土地でないカードすべてに、そのマナ・コスト+脱出3を与えます。
有効活用の為にはあらかじめ墓地が肥えている必要があります。
その事自体については上のヨーグモスの意思と同じなのですが、このカードの場合1枚唱える為に追加で3枚必要なので要求される枚数は尋常ではありません。
ヨーグモスの意思と比べた際の優位点がいくつかあります。
まずは本体のマナ・コストが軽い事。
次に使ったカードが墓地を離れない事。
使った後に墓地に行ったカードも使える事等が挙げられます。
そもそもの比較対象が各フォーマットで禁止・制限されている歴代最強カードのヨーグモスの意思。
それと比べてこんなにも優位点があるのは、このカードの強力さを強く物語っています。
このカードはよくループ・コンボで使われています。
その際のキーパーツは
①複数のマナが出る土地やマナ・アーティファクト
②①をアンタップする能力や呪文
③自分のライブラリーを切除する能力
④勝ち手段
この内④はいずれ③で落ちるので最初からある必要はありません。
パイオニアでは睡蓮の原野コンボで使われていました。
①睡蓮の原野
②見えざる糸
③秘本掃き
④タッサの神託者
モダンでも研磨基地で活躍。
①②無し。
代わりにモックス・アンバー等の0マナ・アーティファクトを釣る事でそもそものループにマナが必要ではありません。
③研磨基地
④タッサの神託者
レガシーではブリーチ・ストームで活躍。
①②ライオンの瞳のダイアモンド
③④思考停止
ヴィンテージの場合もレガシーとほぼ同様。
ライオンの瞳のダイアモンドがBlack Lotusになる位です。
ただ単純なアドバンテージソースとしての採用もされているそう。
この内禁止となったのはパイオニアとレガシーです。
レガシーではブリーチ・ストームの勝率がデッキリストの洗練と共に徐々に上がってきており、放置すると問題となるとされた為。
パイオニアではロータス・コンボの使用率を下げ、環境のコンボ・デッキ人口を減らす為です。
後にチャレンジャー・デッキでロータス・コンボを送り込むのはまだ先の話。
一方でモダンとヴィンテージでは制限されていません。
強力な制限カードを使い回せるヴィンテージで制限されていないのは意外でしたが、それだけ2マナ+墓地3枚というのが重いのでしょう。
禁止リストの改定は何も禁止だけとは限りません。
脱出者は果たして現れるのでしょうか。
ではでは！
