ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

眷者の装飾品について考える

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今日はこちら。

 

統率者2020で登場したマナリスの亜種でその上位互換。

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4マナ払う事で同名カードをコントロールする各プレイヤーに1枚引かせる事ができます。

 

眷者はイコリアの用語で、エルーダと呼ばれる魔法的な繋がりを怪物と持った少数の人間の事です。

眷者はこのエルーダによって他の人間よりも遥かに優れた知恵と洞察を得ます。

エルーダは眷者によって形が異なり、取得方法も様々。

相棒を一目見ただけで取得する事もあれば、何年も掛けて荒野で行動を共にし絆を深めて取得する場合もあります。

聖域に住む他の人間は怪物たちを単なる脅威とみなし、あらゆる関係を禁じています。

その為新しくエルーダを得た場合、その繋がりを諦めなければ、故郷と家族を捨てなければなりません。

 

特徴的なのは同名カードをコントロールしているすべてのプレイヤーにドローさせてしまう点で、双頭巨人戦では味方の補助に使える一方で、対戦相手がコントロールしているとアドバンテージ差を広げられなくなってしまいます。

多人数戦の場合、他に対戦相手一人程度なら充分起動する可能性があり、むしろ賄賂の様な使い方もできます。

特に統率者2020の構築済みデッキにはすべてに含まれている為、重要な駆け引き要素となります。

 

解決時にチェックが入る為起動後に戦場を離れてしまうとドローに失敗します。

特に対戦相手にも引かせるつもりで起動した場合が最悪で、単純にアドバンテージを失ってしまいます。

後で覚えてろよ。2人戦なら関係ないけど。

 

とはいえ基本的には自分しか使っていない場合が多く、大抵ジェイムデー秘本の上位互換。

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色マナ補助+ドローエンジンとして充分採用しうると思われます。

 

問題となるのはエターナル等の二人戦で使った場合で、流石にヴィンテージやレガシーでは話にならなかったようですが、コモンである事からパウパーで活躍しました。

設置3マナ起動4マナとドローまでのコストが非常に重いものの、無色であれば大量に湧くウルザトロンに採用され、序盤は色補助、中盤以降はドローとデッキのプランに噛み合った動きをします。

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昨日付けで禁止。

予言のプリズム同様5色のマナにアクセスできるのが問題視された他、そのドロー性能の高さが統治者やコントロールデッキとトロンが渡り合うのを可能にしていた事が原因でした。

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そもそもこのカードは統率者用に作られたカードであり、2人戦に焦点を当てて作られていません。

同様に多人数戦なら問題なく、2人戦なら強力すぎたカードとしては悪名高き真の名の宿敵が印象強いですね。

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これはそもそも統率者戦用カードを、エターナルのカードプールに入れるべきでないという事かもしれません。

(同様に強力ですが重すぎるカードも事実上プールに追加されるべきでは無いような気がします)

 

以上、昨日の禁止改定のカードでした。

火曜日の禁止改定も要注目ですね。ではでは!

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