今日はこちら。
神河物語で収録された青の1マナ1/1のスピリット。
テキスト欄には
子供のときに一度見ましただよ。迷ったときには親御のとこまで連れてってくれただ。なんで今は助けちゃくれねえだ?なんで家まで連れ帰っちゃくれねえだ?
ーー名も無き物乞い
という哀愁漂うフレーバーテキストのみが書かれている。
要はバニラ。
1マナクリーチャーは基本的に戦闘で役に立つ事は少なく、むしろ手札を1枚消費する為不利になる事が多いです。
ましてこの子はバニラであり、戦闘面でしか活躍できません。
そのうえ続く神河謀版、神河救済でクリーチャー・タイプまで一致する涙の神、夢捉えが登場。
構築はもちろんリミテッドでさえお呼びがかからない1枚です。
ところがこのカードに異常な執着を見せるプレイヤーが現れ、なぜか表舞台に姿を表す事になります。
その名も浅原晃さん。
一昨年公式でガフ提督の「ためになる」今日の1枚を書いていた方です。
毎日記事を上げるなんて相当な狂人ですよ。狂人。
そんな彼は何とThe Finals2005にてスタンダードのデッキに1枚採用。
デッキは機知の戦いで勝利する関係で200枚以上とかいうふざけた枚数で構築されていますが、入っている以上引く時は引きます。
予選ラウンドでは黒田正城さんを追い詰め、遂には燎原の火とかいう全体除去を撃たせたとか。
なお同大会で彼は準々決勝で破れ6位に沈む訳なのですが、その際のラストドローもさまようもの。
目は覚めましたか?
ちなみに津村健志さんも同大会にバベルで出場したのですが、代わりに採用されていたのは甲鱗のワーム。
流石に1/1バニラよりは強そうですが、機知の戦いデッキは青黒+白で組まれている事が多かった様なのでどちらかといえばさまようものの方が理があります。
(リストが見つからないので青黒緑で組まれていたと信じたい)
そもそも前提が間違っているような気がしますが。
神河:輝ける世界のプレリリースに参加すると全30種のお守りの内1つがもらえるのだそう。
プレリリースは多くて3回とかだと思うのですが、流石に種類多すぎでしょう。
個人的には本体火力が欲しいけどこれ表面アジャニになってません…?
皆さんも思い入れの強いカードをデッキに1枚差ししてみては?
いざという時引く(そして後悔する)かもしれません。
ではでは!