ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

戦慄宴の悪魔について考える

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今日はこちら。

 

7/6/6飛行のデーモン。

マナ総量は膨大ですが、その分フィニッシャーとして文句無しのサイズを持っています。

 

終了ステップの開始時にデーモンでないクリーチャー1体を生け贄に捧げる事で、自身のコピーを生成します。

自身のコピーとはつまり6/6飛行。

大抵のゲームでは6/6飛行が2体並べばゲームエンドです。

フレーバーテキストには闇の6日目とか書かれていますが、どう考えても6ターンも生き残れません。

 

ETB(Enter the Battlefield。つまり戦場に出た時に誘発する能力)では無いので、着地後エンド前に落とせれば増殖するのを防げます。

しかし本体のサイズは6/6もある為、生半可な除去では落とせません。

真紅の契りの単体除去が弱めという事もあり、大抵は能力を誘発させる事ができます。

 

生け贄要員がいなくても増殖を防げます。

相手が他に1体であればそこに除去を飛ばす事で少なくともそのターンの増殖は防げますね。

勿論本体を落とせるに越した事はありませんが、次善の策としてはそこそこ有効です。

 

またこれを踏まえて相手が黒であれば盤面をできるだけ少なくしていくというのも有効です。

とはいえ除去が弱い環境。

貴重な単体除去を空にする為に使っていくのは本末転倒です。

そもそも黒は濫用の色なので、クリーチャーが並びやすいし…。

そもそも増殖を防いだ所で6/6飛行がいるという事実…。

いなくてもデメリットが無いのズルすぎます。

 

これが相手のデッキに入っている場合、いつもと少し違う行動になりやすいです。

今回のメインメカニズム、血で呪文を捨てて土地を探しに行ったり、相打ちできるのにしなかったり。

特に赤黒等で血が大量に生み出せるのにも関わらず7枚目の土地を置いた場合、これか蝕むもの、トクスリルがデッキに眠っている可能性が高いです。

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まあ相手が3+4とかでマナを使い切ってきた場合はその限りではないですが…。

あとは使わずとも除去を構えるとか。

 

6/6飛行ではなく、自身のコピーを生み出すのが強力で、2体とも残れば次のターンには2回誘発し、4体になります。

まあそもそも6/6が2体で殴れば12点。

大抵はほぼ何をやっても詰みの状態です。

 

むしろトークンの方にもコピー能力があるのが重要で、片方落としてもコピーが誘発されるのが強力です。

こうなると単発の単体除去、特に重くて2発目がほとんど撃てない忌まわしき儀式等では全く意味がありません。

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とまあ真紅の契りを代表するボムの1枚。

レアなので出現率も高く、ピックできた際には是非7勝を目指しましょう。

僕は十種競技のマッチ戦ドラフトでピックし、1時間で5-0しました。

10勝中5勝はこの子でした。

 

一般的には7マナのカードは手札に必要なく、初手にあると勝率を下げてしまいます。

しかしこのカードの場合、17Landsによればそのあまりの強さからか初手にある方が勝率が高いです。

もし1回マリガンしてこれが来たのであれば、大切なボムをデッキの底に埋める事なく、他のカードを戻した方が良いかもしれません。

 

今日はクリスマスイブ。

悪魔とキリストでは正反対ですが、贈り物の準備はできていますか?

ではでは!

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