ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

書庫の鍵について考える

Key to the Archive

今日はこちら。

 

ストリクスヘイヴン中央に位置する図書館、通称大図書棟内に存在するミスティカルアーカイブには、多元宇宙にあるすべての呪文の複製が含まれていると言われています。

数の膨大さから真偽の判定はできていませんが、その保管庫に無数の強力な呪文が眠っている事は間違いありません。

 

現実に即した話をすれば、ストリクスヘイヴン:魔法学院で各パックに講義を1枚ずつ収録するにあたり、リミテッドにおいてその分減りがちなメインデッキを埋めるべく収録されたスタン内外のカード群の事です。

スタンダード構築目線で見るとミスティカルアーカイブがスタンダード外のカードだったとしても、代わりに講義枠がスタンダードなので15枚は担保されているなかなか面白いパックでした。

 

この4マナのアーティファクトはそのミスティカルアーカイブの鍵です。

タップ状態で戦場に出て、タップすると任意の色の組み合わせの2マナが生み出せます。

同じ色の2マナも生み出せる為、この時点で火想者の器の上位互換。

その火想者の器ですら4マナで2色出せる唯一のアーティファクトなので、超凶悪なことは間違いありません。

固有色が無色なのもポイントで、あらゆるブロールデッキに入れることができます。

 

戦場に出た時、書庫の鍵

の呪文書の中から3ドラフトした後、手札を1枚捨てます。

プールとなる15種類がこちら。

副陽の接近審判の日対抗呪文時間のねじれ破滅の刃悪魔の教示者初子さらい稲妻クローサの掌握新たな芽吹き灯の燼滅電解成長のらせん稲妻のらせん化膿

強力と言う触れ込みに嘘はなく、書庫の鍵からどれも唱えられる為、機能性も抜群。

後に手札を1枚捨てなければならない為枚数自体は増えませんが、質は流石に向上するはずです。

いらなければ捨てればいいし、土地はマナ加速も踏まえればいらないはずです。

 

厳選されただけあってどれも非常に強力で、この中だとすでに6マナ出る為に成長のらせんが微妙かなという程度。

副陽の接近はいきなり勝利条件を作り出してくれますし、時間のねじれ溺神の信奉者、リーアと組み合わせればゲームを終える力を持っています。

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強さと楽しさを併せ持つアルケミーのコントロールの鍵となりそうです。

 

余談。ミスティカルアーカイブの話。

すべての呪文と言う場合、大抵は失敗作の方が多く、多くの強力な呪文はそれらの中に埋もれる事になります。

天才とは1%のひらめきと99%の努力であるで知られるエジソンは、電球を作る際に2万個の失敗作を作り出しました。

にも関わらずミスティカルアーカイブの中に含まれる呪文書はどれも強力なものばかり。

これは一体?

 

考えられるのは二つで、一つは普通に取捨選択しているという説。

この場合、すべての呪文が含まれているという話は嘘になります。

残念。もう一つの説に期待しましょう。

 

エジソンが作った失敗作の2万個と言うのは非常に膨大ですが、それは現在世界にある数と比べるとまったく足りません。

もう一つの説は複製の対象は同じ呪文でも複数回唱えられれば、複数個の呪文書が作成されるという事。

実際にマジックでプレイされている回数で考えれば、ミスティカルアーカイブは非常に強力な呪文の集まりになるでしょう。

複数個同じ呪文書がある事になりますが、実際の図書館でも複数個同じ書籍があることはあり得ますし、まあ問題はないでしょう。

ちなみにこの場合の問題点としては呪文書収まり切らないだろという話ですね。

 

ちなみにストリクスヘイヴンで収録されたミスティカルアーカイブに入っているカードは全てインスタントかソーサリー。

実際のマジックのカードにはクリーチャーが多い事を考えると、やはり全部は入ってないと思いますね。ではでは!

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