今日はサイドボードについて。
今回は最も一般的なディフェンシブ・サイドボードについて考えます。
皆さんはサイドボードを組む際に、どのように考えているでしょうか。
最も一般的でそしてある程度強力なサイドボードの公式は以下のようになります。
4 アグロ対策
4 コントロール対策
4 置物対策
3 墓地対策
1戦目が終わり、対戦相手は墓地利用するアグロデッキである事がわかりました。
早速アグロ対策・墓地対策を入れて対戦!…とはなりませんね。
通常入れた枚数と同じ分だけカードを抜き、再び60枚デッキにすると思います。
サイドボーディングは実はこの抜くカードの方が大事と言われています。
ポータブル・ホールは強力な除去ですが、対戦相手が青赤で序盤にこれを複数枚抱えたまま、無駄にターンを経過したくないでしょう。
船砕きの怪物は非常に強力ですが、対戦相手が白単であれば、これを出せるまで生き延びている時点で、大抵は何をやっても勝てそうです。
自分のデッキと相手のデッキを考えた際に、どのようにして勝つかというのをイメージし、それに相応しいカードで構築されたデッキを構成する事。
これがサイドボーディングの目的となります。
この時忘れてはいけないのが、相手も同様にサイドボーディングしているという事です。
メインはクリーチャーが入っていませんでした。
相手は除去を抜くはずです。
であればドラゴンの卵や黄金架のドラゴンを入れればそれがゲームを決めてくれるかもしれません。
しかし相手がそれを見越して除去を豊富に残してくるのであれば、これらを一切入れなければそれらはすべて腐る事になります。
この読み合いがサイドボーディングを難しくしている理由でもあり、面白い理由です。
あなたがプロが作ったリストをコピーもしくはそれに近いリストを使っているのであれば、基本的にメインがあらゆるデッキに対して最強の状態になっています。
(まあメタが進みすぎるとあるデッキに対してだけ強い構成になったりもするのですが…)
にも関わらずサイドボーディングする理由は、対戦相手が判明した場合、より有効な構築があるからです。
言わばテスト範囲が広いか狭いかみたいな話です。
広ければ全体的に、あるいは苦手なものだけを勉強しますが、狭ければそれだけ勉強しますよね?
サイドボーディングする際に注意すべき事は、しすぎない事です。
対戦相手がゲームを決める前に先に決める必要がある事は変わっていません。
対戦相手のキルターンを2ターン遅らせた所で、自分のキルターンが3ターン遅れたらそれは意味がありません。
元より最強デッキなのであれば、それを崩す必要はありませんよね?
(ちなみにコントロールの場合はキルターンを事実上勝負が決まっているターンと読み替えてください。
実際のキルターンが遅れようともそこまでコントロールできるのであれば問題ありません)
全体的にふわっとした話になりました。
結局は実践あるのみみたいな所です。ではでは!