今日はこちら。
表面は6/4/4呪禁の人間・狼男。
今回のメイン種族の1つであるということもあり、狼男シナジーは多数。
また種族サポートの多い人間ですが、変身するとそうでなくなってしまう為、そちらのデッキで採用するのは難しそうです。
6マナと重いものの呪禁を持っている為、一度出てしまえば除去は容易ではありません。
速攻こそありませんが、狼男は赤緑デッキになりやすく、その場合無謀な嵐探しや結ばれた者、ハラナとアレイナ等がいるので、容易に付ける事ができます。
6/4/4とマナコストにしては小さめですが、これらのカードであれば同時にパワーも上げられる為、それほど小さくは感じないでしょう。
自分の戦闘開始時に自分のこれでないクリーチャーに+1/+1カウンターを2つ置きます。
大きな光輝王の野心家ですね。
速攻こそ無いもののこれにより自軍はターンを追う毎に強化されていきます。
2つずつ増えていくので戦場に出せれば勝利は近そうです。
自分には置けませんが、代わりに呪禁を持つ為除去の心配はありませんね。
裏面は6/6と2回り大きくなる上に、この効果が全体化します。
これ自体は呪禁を持ったまま、他のパーマネントも土地やPWまで含めてすべてが呪禁を持ちます。
こうなると対戦相手の除去は紙屑同然。
呪文を2回唱える事も難しくなるので、より夜が維持しやすいという側面もあります。
カウンターも1体と言わず自軍全体にばら撒かれるようになります。
本体も8/8まで成長し、速攻が付けばそのままゲームが終了しそうです。
狼男の中には不吉な首領、トヴォラーや不自然な月の出等夜にするカードもある為、戦場に出るターンから夜というのもそこまで難しくないと思います。
これらや嵐蓄積の斬鬼はトランプルを付けることも可能な為、どうあがいてもリーサルという場面も多いでしょう。
流石に神話だけあってリミテではボム。
表面であっても本体には呪禁が付いている為、まったく除去できません。
ゲームが長引くという事もあり、強化も複数回起動し、1枚で戦場を壊滅させる力を持っていると思います。
夜になりやすく、昼になりにくいのもポイント。
ヒストリックでは流石に厳しく、6ターン目には既にゲームが終了しかかっています。
全力でランプしたとしても単体ではそこまで強くない上、出てそのターンに勝てる訳でもなく、採用される事は恐らく無いでしょう。
コントロール相手ならサイズが大きく打ち消されない殺戮の暴君の方が強い訳ですし
同様の理由でパイオニア以下は無理です。
でスタンダード。
ヤスペラの歩哨、厚顔の無法者、マグダから入れれば3ターンで着地できますし、各種狼男を並べて最後に出すのも悪くありません。
能力自体が強い事は間違いないので、ギリギリ活躍できるんじゃないでしょうか。
ちなみにアヴァブルックとはケッシグ州の州都だった小さな街で、聖レイバン寺院を中心に繁栄していました。
が、アヴァシンの加護が弱まった事でモンドロネンの吠え群れに属していた狼男達の襲撃により壊滅。
現在はホロウヘンジと呼ばれる廃墟になっています。
かつてのアヴァブルックの繁栄を知る者であれば、きっと嘆き悲しむに違いありません。
特に町長とかは自分の非力さを悔やんでも悔やみきれないと思います。
ん?町長?町長ー!
圧倒的盤面を作り上げ、狼男の吠え群れが環境を制圧できるのか。
期待の1枚。ではでは!