今日は昨日行われたRed Bull Untapped 2021日本大会で優勝したシミック・マーフォークについて。
マーフォークの歴史は古くアルファ版からロードが存在します。
他にもゾンビ使いやゴブリンの王等が存在したのですが、これだけなぜか2マナ。
2/2/2というスタッツ自体も当時としては強力で、マーフォーク・デッキを支え続けた1枚となります。
(後に島渡りが消滅してスタンダードでは収録されなくなってしまいました。)
その後、海にしかいない生物が陸上にいる魔術師と戦うのはおかしいと姿を消し、新たに収録されることはなくなりました。
が、上記の頃の愛用プレイヤーが多く非常に要望が多かった為に徐々に復活。
ローウィンやイクサランでは主要部族の一つとなり、青を代表するクリーチャーとして返り咲きました。
ヒストリックではマーフォークの霧縛りの他に真珠三又矛の達人、メロウの達人が使えます。
中でもメロウの騎兵はマーフォーク呪文をプレイする度、パーマネントをタップまたはアンタップすることができます。
土地を起こす事もできる為、1ターンに使えるマナを増やす事ができます。
ブロッカーを寝かせる事もできる為、決めきれる状況が非常に多く、非常に爆発力が高くなっています。
他2種も2マナと軽く、対戦相手は4ターン目にいきなりロード2体が並ぶ可能性も頭に置いて戦わなければなりません。
資産的にもアンコモンが2体と安いのも魅力的ですね。
しかしマーフォークが躍進した最も大きな原因としてはやはり海と空のシヴィエルンが大きいと思います。
3/3/4とスタッツが大きく、他に2体マーフォークがいれば破壊不能、攻撃する度1ドローに、他のマーフォークには護法1と単体ですら強力な1枚が今回の大躍進を支えました。
このリストで一番特徴的なのは唱え損ね。
呪文貫きの方が見れる範囲が大きいのですが、代わりに要求するマナが大きく、ケアが難しくなっています。
実際アーティファクトやエンチャントはそこまでないので合理的な選択だったのでしょう。
爆発力が高くて使っていて楽しいデッキです。
ヒストリックで使うデッキに悩んでいる人はぜひ使ってみてください!
ではでは!