今日はこちら。
テ―ロスで登場したPWも対象に取れるようになった殺害でありその上位互換。
クリーチャー除去としてもそこまで悪くなく、対コントロールデッキであってもPWが入っていることも多い為、汎用性が高い除去。
その分3マナかつダブルシンボルと少し重い為、テンポを優先条件が付いている代わりに軽い除去が優先されたりもしました。
当時のスタンダードでは黒単信心やオルゾフミッドレンジで活躍。
当時存在した強力なプレインズウォーカーとして太陽の勇者、エルズぺスが存在し、環境トップクラスのクリーチャー除去である事に加え、PWを除去できる貴重な手段であり、環境を代表するカードの1枚でした。
今回イニストラード:深紅の契りで8年ぶりに再録。
同時にレアリティもアンコモン落ちして手に入れやすくなりました。
レアリティ落ちはインフレの象徴のように思えるかもしれませんが、これは多分PWの扱いの差だと思われます。
最近までPWに触られるカードは高レアリティであるべきという風潮があった為、このカードもレアで刷られました。
この流れが変わったのがご存じ灯争大戦。
PWがアンコモン落ちするとともにコモンでも触れるようになりました。
この流れがその後ずっと続いており、今後も白や黒で除去できる低レアリティのカードが刷られていくと思います。
(そもそも火力呪文では普通に対象に取れますし、打ち消し呪文は問答無用で消せますしね。)
何なら普通に上位互換が出るかもしれないとすら思いますね。
ただしリミテッド的にはこのレベルの除去がアンコモンで収録されていることは非常に重要で、余程レアが強くなかったり、あるいは環境的に黒がすこぶる弱いとかで無い限り十分初手で取っていいカードになりそうです。
個人的にはいい傾向だと思っています。
リミテッドでのPWはその除去し辛さから文字通り全員がフィニッシャーであり、膠着しやすい環境では1枚でゲームをしばしば終わらせてきました。
低レアリティでも除去できるようになれば少しはそういったゲームが減るのではないかと思います。
何ならスタンで使われるかは結構微妙。
PWを守って奥義で勝つデッキが現状存在せず、それならば他の軽い除去の方が優先されそうな気がします。
色も黒なので候補に困りませんし。
この調子で思考囲いもアンコモンに落ちてくれ。
ではでは!