ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

炎の供儀について考える

今日はこちら。

 

エンチャントしているクリーチャーに+2/-2修正を与えるオーラ。

 

使い方は2つ。

1つ目は自分のタフネス3以上のクリーチャーにつけて強力なアタッカーを作る方法。

そして2つ目は相手のタフネス2以下のクリーチャーにつけて除去する方法です。

 

主な使用法は後者で、特に当時赤が手を焼いた再生持ちに対してはかなり確実性が高かったそうです。

(再生とはそのターン、次にそのパーマネントが破壊される場合、代わりにそれからすべてのダメージを取り除き、タップし、戦闘から取り除く能力。

この時オーラや装備品、上に置かれているカウンターは、そのパーマネントが墓地に置かれるわけではない為、そのままとなる。

その為火力呪文ではダメージを取り除かれてしまい破壊できないが、マイナス修正を与えるオーラでは除去することができる。)

 

現在では上記の再生は今後登場せず、代わりにターン終了時まで破壊不能を得る能力で代用されるようになりました。

破壊不能であってもマイナス修正であれば問題なく除去できることは変わっていません。

 

赤の攻撃を重視する代わりに守備を顧みない思想を表現したカードなのですが、実際には相手に撃って守備的に使われることが多かったカードです。

後にタフネスにマイナス修正を与えるオーラは黒に以降しましたが、数枚であれば赤でも登場しています。

逆にパワーだけにマイナス修正を与えるオーラは青の定番除去です。

両方にマイナス修正を与えるオーラが両方の友好色である黒にあるのは面白いですね。

 

初出がレジェンドで、第4版に再録された後、イニストラード:真夜中の狩りでなんと25年の時を経て再登場。

標準火力が稲妻からショックに落ちた結果、除去できる範囲が相対的に強化されています。

しかし今回の赤はインスタントやソーサリーに多くのシナジーを持っており、噛みあいません。

単体で見れば優秀な除去であることに変わりはないのですが、他とまったくシナジーしないのは困りもの。

今回の赤が不遇な理由の一つでもあります。

一応バットリで防げない等のメリットはあるのですが…。

(ターン終了時に強化が解けてタフネスが0以下になれば死ぬ)

 

当然構築では見かけず。なぜ帰ってきたのか。ではでは!

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