ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

世界火について考える

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今日はこちら。

 

昨日統率者で新たに不屈の巡礼者、ゴロスが禁止されました。

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5色の固有色、土地限定とはいえ扱いやすいサーチ能力、楽しいガチャ能力とどう考えてもブロールやEDH用に作られた1枚です。

が、5色の固有色によりデッキ構築の制限が無くなる事、サーチ能力により100枚のハイランダーデッキでも任意の土地が持ってこれる事が問題視され、ブロールの理念に反するとしてスタンダードにあった当時もブロールで禁止されました。

 

今回の禁止では不屈の巡礼者、ゴロスが大抵の場合において最有力統率者候補となり、環境の多様性に大きく影響を与える事、及び5マナで統率者、7マナで能力起動以外ほとんどやる事が無い為、不健全であるというのが原因だそうです。

 

強さと派手さを兼ね備えている為、組んでいた方も多いと思われる1枚。

正直僕も組むならコイツかなと思っていました。

大会には出れませんが、仲間内でなら全員が納得すれば使っていいと思います。

(これ自体は実はフォーマットに限らず言える事です。

仲間内かつその場にいる全員の了承を得られれば王冠泥棒、オーコをスタンダードで使ったり、イニストラード:真夜中の狩り発売後もローテ落ちしたデッキで遊ぶ事ができます。

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ただあくまで仲間内に留める必要があり、また一人でも反対するならやめた方が無難です。

 

また統率者の場合正確には禁止推奨カードとなっているので、この交渉が若干しやすいかなと思います。

というかリーダー禁止は普通に引退者が出るんじゃ)

 

(余談ーー実は統率者だけは公式でない別の団体が禁止リストを出してます。

その為今回の様な統率者向けに見えるカードが禁止されたりする事が多々あります。

まあ最近はスタンダード向けのカードがスタンダードで禁止される事も多い訳なのですが、統率者の場合禁止されるとレガシーかヴィンテージでしか使えず、そこでは弱くて話にならないとかがよくあるのであまり出さないで欲しいです)

 

なおヒストリック・ブロールでは問題無く使えます。

(正直ここも怪しいです。

安定して死者の原野世界樹を持ってこれるのは強すぎます)

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またヴィンテージでは環境の一角に存在します。

Mishra's Workshopから高速展開、カラカスで使い回し、不毛の大地等でランデスします。

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完全に別ゲーですね。

さて入れ替わりで統率者に帰ってきたのが、この世界火です。
基本セット2013で登場し、以降1回も再録されていないこのカードは、9マナと非常に重いマナ総量を持ちますが、代わりに効果は派手派手。

全パーマネント、手札と墓地を追放し、ライフ総量が1点になるという豪快な効果を持ちます。

 

本来赤はエンチャントに触れないのですが、このカードだけは別格。

対戦相手に払拭の光等で追放された自分のパーマネントがあれば友情コンボが成立します。

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そのままだと運要素が強過ぎる1枚です。

にも関わらず統率者で禁止されていた理由は、浮いたマナから統率領域にいる統率者が唱えられる為です。

ちょうどライオンの瞳のダイアモンド2枚から深海の破滅、ジャイルーダを唱えていた感じに似ていますね。

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統率領域は戦場でも手札でも墓地でもないので、全てを失った相手の前に悠々とフィニッシャーが出てきます。

パワーが1でもあればそのまま1人ずつ殴って終わりですね。

 

不屈の巡礼者、ゴロスとは特別コンボするという訳ではありませんが、ガチャからめくれた場合、世界火から残りの2枚を撃てばまあ勝つと思います。

これでコンボじゃないっていうんだから不屈の巡礼者、ゴロスの強力さが伺えますね。

 

ちなみに何も考えず撃ってもワンチャン勝ちます。

次のドローが1番遅いので1番不利ですが、そこは赤の混沌を楽しむ精神を見せていきましょう。

この辺もこれが禁止されていた理由の様な気がします。

 

世界を燃やし尽くせるか。

世界火が今後使われるのかどうか期待の一枚です。

ではでは!

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