ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

運命的不在について考える

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今日はこちら。

 

イニストラード: 真夜中の狩りで登場する新しい2マナ除去。

クリーチャーやプレインズウォーカーを無条件で破壊できる代わりに、そのコントローラーに調査を行わせてしまいます。

日本でも誰か死んだら警察が調査するので、これは極めて真っ当なんじゃないでしょうか。

 

調査とはイニストラードを覆う影で初登場し、その後モダンホライゾン2やフォーゴトン・レルム探訪統率者デッキで再登場した能力です。

効果は「(2),このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く。」を持つ無色の手掛かり・アーティファクトトークン1つの生成。

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イニストラードを覆う影の謎を解き明かすというフレーバーと、ドローしやすくする、長期戦のマナの使い道を与えるといったセットに必要だった能力を補完した見事な能力でした。

マローが言ってた「イニストラードの主要メカニズムの帰還」の1つであり、唯一初代イニストラード以外からの採用になります。

(残りはフラッシュバックと両面)

 

キャントリップと比べてドローに2マナが必要なので査定を軽めに付けやすい一方で、アーティファクトや生け贄等シナジーが組みやすいです。

ヒストリックでは堅固な証拠不屈の独創力デッキで使われていましたね。

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ちなみに調査に関連するカードは白・青・緑にしかありません。

今日の運命的不在も白ですね。

 

カード・アドバンテージを重視するコントロールよりも、テンポを優先するアグロで使いやすいカードで、相手に手掛かりを起動する余裕が無かったり、あるいは引いたカードを使える充分なマナが無ければデメリットが実質消えてしまいます。

またコントロールであっても全体除去やドロー呪文な等でアドバンテージを取り返す事ができる為、悪くないカードです。

 

クリーチャー破壊は本来は黒の能力ですが、運命的不在の場合調査とそれをコントローラーに与えるという一見平等そうな能力から白になっています。

デメリットが小さすぎる気もしますが、とりあえず様子を見ましょうか。

 

手掛かり・トークンの起動には2マナかかり、後回しにできるとはいえ、使うと運命的不在と同等のマナ総量を支払った事になります。

一方使わないと今度はデメリット無しの除去に。

相手としては非常に悩ましいところでしょう。

 

静まらぬ大地、ヤシャーンがいれば手掛かり・トークンの起動を封じる事ができます。
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このコンボはスタンダードで成立する為、結構見かけるようになるかもしれません。

 

コントローラーが調査を行う為、自分のクリーチャーに撃てば自分が調査できます。

かなり重いサイクリング感覚で使えますね。

 

対戦相手は悪意の熟達

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生徒コストで支払った場合、即座にドローさせてしまいますが、こちらは代わりに追放となっています。

ヒストリックでは禁止前にタッサの神託者対策として使われていました。

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これは運命的不在にはできない芸当ですね。

どちらがいいかは環境次第。

そもそもそのターンに決めるならどちらでも構いません。

 

新環境の定番除去となりそうです。ではでは!

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