ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

穢れた敵対者について考える

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今日はこちら。

 

マローの言ってた「『あなたは[X]を望む回数支払ってもよい。』という神話レアサイクル」の1枚かつ「その数に等しい数の+1/+1カウンターを[カード名]の上に置く。その後、その数の2倍の黒のゾンビ・クリーチャー・トークンを生成する」カード。

1枚でヒント2回踏むのは初?

サイクルが別カウントなのでしょうか。

マローもう少しバラけさせてくれ。

 

2/2/3接死と素で優秀なゾンビ。

最近はクリーチャーの得意な緑以外でもマナレシオが1を超えるクリーチャーが増えてきましたね。

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レア格差を広げるので普通に良くない傾向だと思います。

接死持ちなら2/1でもいいでしょう。

生き残ろうとするな。

 

種族も文句無しに優秀で、今回もスタンダードで種族デッキが組めるほど大量のゾンビ・部族サポートが来ます。

腐乱を持つゾンビ・クリーチャー・トークン生成が思ったより数と生成量が多かったので、滅びし者の勇者は公開当初より遥かに強そうな印象になってきました。

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戦場に出た時望む回数(2)(黒)を支払う事で、その回数分等しい数の+1/+1カウンターを穢れた敵対者の上に置き、その回数の2倍の数の腐乱を持つ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンを生成します。

 

このサイクルの効果は多重キッカーと似ていますが違いとしては

①唱えずに戦場に出た際にも効果が誘発する。

②戦場に出たクリーチャーの効果なので止めづらい。

③唱えるタイミングではまだ追加の支払いを行わない為、打ち消された場合でも被害が少ない。

等々基本的に強化版となっています。

一応+1/+1カウンターが乗った状態で戦場に出ない為、火力等で焼きやすいタイミングがあるというデメリットはありますが、かなり使いやすくなっていると思います。

 

穢れた敵対者の場合は(2)(黒)と1回の起動がかなり重いものの、その効果はかなり強力。

+1/+1カウンターの恩恵は接死なので相対的に下がっていますが、腐乱を持つとはいえ黒の2/2のゾンビ・クリーチャー・トークンが2倍出るのはかなり破格。

着地した瞬間は除去に弱いと言いましたが、仮に除去られても大量のゾンビが生成できる為、無駄になりにくいです。

次のターンには一斉攻撃。

正にゾンビの真骨頂と言えるでしょう。

 

ゾンビが大量に着地した際に着地誘発も大量に発動します。

先程見た滅びし者の勇者がいれば、次のターンを待たずして勝利できるかもしれません。

 

ただやはりコストが重い。

1回起動で既に(3)(黒)(黒)とフィニッシャー級で、2回起動は(5)(黒)(黒)(黒)、3回起動は(7)(黒)(黒)(黒)(黒)とランプやコントロールでなければ到底到達できないマナ域になってしまいます。

そうなるとゾンビシナジーよりも単体で勝利を目指すカードとなりそうですが、それならもっと最初から重いカードを使った方が強力そうです。

 

机上では強いカードと予想。

MTGは机の上で行われるからじゃあやはり強いのか?

 

余談ですがゾンビ映画の特徴と言えば、大量のゾンビが一斉に襲ってくる純粋な数の力だと思っているので、今回の様な腐乱メカニズムは個人的にかなり好評価。

無個性な群衆は逆に言えば単体では強力でない必要もあるので、1度殴れば死んでしまうほど弱いのもかなりフレーバー的に合っています。

 

ゾンビデッキと果たして敵対する日は来るのか。

ではでは!

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