ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

素晴らしき復活術師、ギサについて考える

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今日はこちら。

 

ギサ・セカーニはイニストラードに住む人間の女性で、ゲラルフの姉、ミケウスの遠い親戚になります。

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姉弟は元はスレイベンで暮らす高貴な一族の御曹司でしたが、とある醜聞(ミケウス曰く屋敷への放火)によりムーアランドへ放逐されました。

以降2人は別々のやり方でアンデッドの大軍を作成。

屍戦争を行い、ムーアランドをアンデッドが闊歩する地へと荒廃させました。

 

グール呼びと呼ばれるギサは、屍術を用いてイニストラード中のあらゆる墓地からグールを呼び起こし、従え、即戦力として己の意のままに動かします。

今回のカードはその設定をかなり表現できていますね。

 

3回目の登場となる今回の彼女は4/4/4という優秀な基礎スタッツと互いに関連する常在型能力と誘発型能力を持っています。

種族は人間・ウィザード。

共にサポートの多い優秀な種族ですが、今なら彼女の初出時にはなかった邪術師に分類されるのが正しい気がします。

多分キャラクターの一貫性を優先する為に種族変更が行われなかったと思うのですが、結果として多少善意が残っている感じになっています。

 

対戦相手のクリーチャーが死亡する度にそれを追放します。

死亡誘発、墓地利用を封じられる優秀な常在型能力で虚空の力線と違いカードに限定していない為トークンの死亡誘発も発動しません。

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今回の新規メカニズムの一つ降霊も封じられます。

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イニストラードは他にも墓地利用が多い為かなり強力に使えそう。

ただしクリーチャー限定の為、フラッシュバックに対しては何も影響を与えません。

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多人数戦で複数戦場にいる場合、追放されるクリーチャーのコントローラーが誰のギサで追放されるかを選択するはず。

今回はかなり重要です。

 

アップキープの開始時にギサによって追放されたすべてのクリーチャーを自分のコントロール下で戦場に戻せます。

ただしこの際デメリットとして腐乱が付きます。

 

腐乱は今回の新規メカニズム。

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これは2つのデメリット能力から構成されます。

1つ目はブロック不可。

2つ目は攻撃した時戦闘終了時にそれを生け贄に捧げる能力です。

 

強烈なデメリットがつくとはいえノーコストの復活はかなり強力。

能力次第では殴らずに立たせておくのも一つの手でしょう。

 

一方で戦場に戻した場合、戦場を離れた際にはオーナーの墓地に戻ります。

墓地利用を封じたい場合起動しないという手も考えられますね。

 

選択肢は全員一度に復活させるかさせないかのみ。

触れられざる者フェイジ等が混ぜられた場合、もう起動できません。

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厳密には置換効果以外でも自身の効果で追放できれば復活できます。

カルドラの完成体を装備して破壊不能を殴った時とか。

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誤差。

 

リミテッドでは4/4/4の時点でかなり強力。

構築でも戦場にいる限り強力なプレッシャーをかけることが出来る為、案外活躍するかもしれません。

統率者なら除去コンでしょうか。

片っ端から奪っていきましょう。

地味に死亡誘発が止められるのも良き。

 

お前の物は俺の物。ジャイアニズムは決まるのか。

ではでは!

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