ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

冥府の掌握について考える

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今日はこちら。

 

2マナ除去の歴史は古く恐怖から始まり、遂に最新版がここまで来ました。

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2点ライフは失うものの対象に指定はなく、望むクリーチャーをわずか2マナで破壊できるこのカードは史上最強クラスの除去と見ていいでしょう。

 

2マナでクリーチャーを何でも指定できる除去自体は今回が初ではありません。

影の中の貪りは今回のカードと非常によく似た性質のカードで、再生を許さない代わりにタフネス分のライフを失います。

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終止に至ってはライフロスすらありません。

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再生も許さない為効果だけ見れば上位互換と言えます。

しかしいずれも色拘束が厳しく、後者に至っては多色な為、使用できるデッキは限られていました。

 

今回の冥府の掌握はシングルシンボルと色拘束が軽く、失うライフも2点固定と影の中の貪りと比べて大抵少なく済みます。

現在使用されている取り除き無情な行動がスタンダードからローテーションで落ちるという事もあり、今後の有力な除去として定着しそうです。

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ライフを失うのは悪い事ばかりではありません。

死の影はブロッカーを除去しながらサイズを上げることができます。

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スタンダード範囲なら不浄なる暗黒の書からゾンビを生み出す事もできますね。

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リミテでは文句無しに強力で、初手ピックでも充分な強さを持っていると思います。

流石にこれが弱いリミテ環境はあまり想像したくありませんね。

 

スタンダードではバリバリ活躍する事間違いないです。

スタンダード2021では黒はあまり結果を残せていませんが、それもこの除去が来れば話は変わると思います。

 

ヒストリックやパイオニアでは致命的な一押し等の優秀な除去が対抗相手となりますが、しかし見劣りしない点も多いです。

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流石にモダン以下では厳しいでしょうが、そこまでは活躍できると思います。

(特にヒストリックは紛争しづらい)

 

黒らしい除去であり、今後見かける機会も増えそうです。

今後の為にも黒使いは是非確保しておきたい一枚ですね。

ではでは!

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