今日はこちら。
リバイズドで登場した元祖サーチカード。
黎明期に登場しただけあってこちらもかなり強力。
カード・タイプを問わず手札に持ってこれるのは今も変わらないものの、そのコストがわずか2マナ。(しかもシングルシンボル)
同様の効果を持ち、リミテッドでは使われることもある魔性の教示者が4マナのダブルシンボルであることを考えると、いかに破格かがわかります。
デッキに4枚投入できればあらゆるカードを4枚追加で入れることに等しくなります。
仮にサーチ先も4枚入れていれば総枚数は8枚。
これは1ターン目のドローで期待値的に既に1枚以上引けている計算になります。
ヴィンテージ(当時はType1)では大量の強力カードを1枚だけ採用することが許されていますが、このカードはそれらの枚数をかさ増ししてしまう為、早々に制限にされました。
最も制限だとしてもこれを入れておけば実質採用枚数が1枚増えている=2倍になっている為、やはり環境に与えている影響はそう少なくないと思います。
同様にレガシーでも禁止。
ただしヴィンテージでの制限が1994年だったのに対し、レガシーでの禁止は2004年と10年ほどの差がありました。
制限カードほど明確に強力なカードがなかったからだと思われます。
このカードを元にあらゆるサーチカードが作られました。
その多くが教示者と言う名前が付いていますが、その理由は言うまでもなく悪魔の教示者です。
ミラージュ・ブロックでは神秘の教示者や吸血の教示者等1マナでデッキトップに置くタイプのものが登場。
1マナ減ったことでハンド・アドバンテージが減るデザインにしたのはいいんですが、いかんせん元が強すぎた為これらのカードもかなり強力で、結局こちらも制限入りしました。
ちなみに教示者と言うとこちらのサイクルの方が印象が強く(なんせ5枚もある)、サーチカードの俗称として教示者という言葉が使われることがありますが、狭義の教示者はこのカードアドバンテージを失うタイプのことを指します。
現在の主戦場は統率者でしょうか。
3人もの対戦相手を倒す必要上コンボデッキが強い関係で、99枚のハイランダーデッキから特定のカードを探せるサーチカードはかなり強力です。
最も引ければの話ですが。
今回ストリクスヘイヴンでミスティカルアーカイブで収録。
流石に強すぎた事がわかっている為、ヒストリックやヒストリック・ブロールでは禁止されています。
でも流石にヒストリック・ブロールは許してやってくれませんか…?
リミテッドでは使えて、その場合はボムを引っ張ってこれるのでかなり強力です。
持ってきたいボムより優先されることはありませんが、有力カードの一枚です。
MTGアリーナではピックすると40ジェムもらえるのでそこもお得。
なんで再録が許されているかと言うと、これがアンコモンだったから。
ちなみに神秘の教示者もそうです。
サーチカードの強さは今ほど浸透していなかったんですね。ではでは!