今日はストリクスヘイヴンで登場する新キーワード能力履修と講義について。
まずその前にストリクスヘイヴンのパックに含まれるカードの内訳を見てみましょう。
・コモン9枚(1枚Foilになる可能性あり)
・アンコモン3枚
・レア1枚
・ミスティカルアーカイブ1枚
・講義カード1枚
パックには基本土地が入っておらず、代わりにミスティカルアーカイブと講義カードが1枚ずつ入っています。
これらのカードはレアリティが上がっても他の枠を喰わない為、もし運がすこぶる良ければあなたは1パックからFoil込みで4枚もの神話レアを入手することができるわけです。
夢がありますね。
1日分の運全て使い果たしている可能性があるので帰り道にお気を付けください。
それでは能力についてみていきましょう。
まずは履修。
履修はゲームの外部――大抵はサイドボードから自分の講義であるカード1枚を公開し手札に加えるか、かき回し型ルーティングのどちらかを行うことができる能力です。
どちらも行わないことも可能です。
昔やっていて今回復帰した方の為に言っておくと、追放領域はゲームの外部ではありません。
それは既にゲーム内部にあります。
履修は単純なドローよりも弱めに見られています。
例えば抜き打ち試験は予言と同じく手札を1枚増やすことができますが、インスタント・タイミングで使えます。
これはWotCが1ドロー+履修が2ドローより弱いと考えているという事になります。
履修の強さを図るにはやはり講義カードを見る必要があります。
とりあえず予言学入門。
効果は色拘束が無くなった代わりに3マナになった定業。
いくらあちらがモダンで禁止されたとはいえ流石に3マナは重くなりすぎです。
このように講義カードは非常にカードパワーが落とされています。
ここで履修の2つ目の効果が活きてきます。
かき回し型ルーティングは手札に不要牌が必要ですが、この取ってきた講義を履修して捨てることでよりよい手札を得ることができます。
つまり講義は再履修前提と言うことですね。
しかしプレヴューが進んでいくうちに抗議の中にもちゃんと捨てるべきでないカードがあることがわかってきました。
各大学のマスコット召喚学サイクルはマナコストで見ればやや弱いものの、カード1枚分の働きとして充分な戦力を供給してくれます。
また各色に存在するレア講義は適切なタイミングで使えば普通に強力で、神話レアのマスコット展示会もリミテッドであれば勝ちにつながる1枚です。
さすがに構築で出番があるとは思えませんが、リミテッドであれば押さえておくべきメカニズムだと思います。
ところで最近サイドボードを活用するデッキが増えてきたと思いませんか?
これらのカードは特にサイドボード枠の圧迫が気にならないBO1において、他のデッキと比べ不当なリソースを確保していることになります。
WotCではこの事態に対処すべく、ストリクスヘイヴンが実装される来週4/15からBO1ではサイドボードの上7枚のみ使用できるという制限を設けました。
これにより願いのフェイ等のウィッシュボード系の弱体化が見込まれます。
まあこれらのカードは少しずるい気がしてましたから当然といえば当然の処理かもしれません。
なお残りの8枚も設定しておけばそのままBO3に持ち込むことも可能です。
以上、本日の授業はここまで!ではでは!