昨日公式から発表された情報によると、
・今月25日:ストリクスヘイヴンのプレビュー開始
・来月15日:アリーナとMOにストリクスヘイヴン実装
・来月23日:ストリクスヘイヴン及び統率者(2021)発売
・6月11日:モダンホライゾンⅡ発売
・7月16日:フォーゴトン・レルム探訪発売
・9月17日:イニストラード:真夜中の狩り発売
・11月19日:イニストラード:深紅の契り発売
だそうです。
そこで今日は再訪となるイニストラードについて。
他のは新規次元だったり、そもそも次元探訪ではなかったりするので…。
イニストラードは、ゴシックホラーを題材とした次元です。
ゴシックホラーとは、ヨーロッパのゴシック風の寺や城を舞台とした怪物物の事で、代表的な怪物としてはヴラム=ストーカーの『ドラキュラ』のドラキュラ伯爵、メアリー・シェリーの小説『フランケンシュタイン』の怪物が有名です。
(余談ですが、フランケンシュタインは怪物を作った博士の名前であり、怪物は作中では怪物としか呼ばれていません。
またこれは個人の見解ですが、作品としては死体から生み出された怪物が人間のように成長しつつも最後は非業の死を遂げる悲しいもので、名前が付かなかったことは、怪物が人間ではないという印象を強調させる点で、作品の物悲しさを後押ししています。)
また明確に殺す方法が何かしら存在しているというのも特徴の一つでしょうか。
マジックの話に戻りましょう。
この次元は墓地と部族をメインテーマとしており、初めて人間がメイン種族となった次元でもあります。
人間はメイン種族として扱う場合、例えば『他の人間が死亡した時』等、書き方が物騒になってしまうので避けられていたのですが、このセットではその不気味さが次元とマッチしていたので扱われたのだと思います。
この次元では怪物と人間の戦いを描いたセットであるので、人間デッキが成立するというのも非常にフレーバーに富んでいます。
セットを作る上で問題となったのは怪物だらけの為に黒が濃くなるのを避ける必要があった事です。
その為、黒が多くならないよう注意を払う必要がありました。
その甲斐あってか2回めの再訪となる闇の隆盛ではセット名に反して、黒を環境から消し去ることに成功(失敗)しました!
両面カードが初登場したのもここです。
両面カードは人間が怪物に変身するイメージを完全に表現したメカニズムであり、ゲームプレイ上の問題はあるものの非常に人気が出た為に、それ以降も登場するようになりました。
(狼男の為に用意されたメカニズムです…一番活躍した両面カードは狼男ではないのですが…。)
今回も登場すると思われるので、最早スリーブはいりませんね。
ちなみに出身のPWとしてはソリン、ティボルト、アーリンがいます。
ティボルトはまた登場するのでしょうか?
今回もホラー好きにはたまらないパックとなるでしょう。ではでは!