基本的な戦術は8月3日の禁止改定以降∼ローテーションまでのスゥルタイコントロールと一緒で、手札破壊や除去で1:1交換を繰り返した後、自然の怒りのタイタン、ウーロを脱出させるか、世界を揺るがす者、ニッサのハイパーマナ加速から巨大ハイドロイド混成体を着地させるかの二択。
どちらにせよ相手とのアドバンテージ差が付くか、それがそのままライフ差がついて死ぬかして勝ちます。
MTGのアドバンテージの概念として、ライフ、盤面、手札の3つがあるわけなのですが、自然の怒りのタイタン、ウーロもハイドロイド混成体もどちらも回復+巨体+ドローにより3階級制覇できます。
以前覇権を取ったのも納得ですね。
ヒストリックになっての変更点は思考囲いと致命的な一押しです。
成長のらせんや自然の怒りのタイタン、ウーロ、そしてハイドロイド混成体のドローからのセットランドによって土地を置いた場合、1マナであれば撃つことができる可能性があることに大きな意味があります。
世界を揺るがすもの、ニッサによって沼を起こすことで撃てる可能性があるのも注目すべきポイントです。
森・沼である土地がない可能性もありますし、次にハイドロイド混成体につなげようと思っていた場合、不用意に森をクリーチャー化することで縮んでしまうリスクがあります。
思考囲いは能動的なアクションであり、手軽な1:1交換が可能です。
これは自然の怒りのタイタン、ウーロの脱出に大きく役立ちます。
また大技の前の安全確認にも使いやすく、その場合1マナという軽さは大きな真価を発揮します。
デメリットである2点ルーズも自然の怒りのタイタン、ウーロやハイドロイド混成体がすぐにリカバリーしてくれます。
致命的な一押しの紛争は寓話の小道や自然の怒りのタイタン、ウーロ(非脱出)で達成できますし、ヒストリックには2マナ以下の優秀なクリーチャーも多い為、非達成でも問題ない場合も多いです。
対処法としては二つで、一つ目はゴブリンのような速攻で殴り切る場合。
上流階級のゴブリン、マクサスに対する解答がメインに2枚ほど入っている霊気の疾風を除けば、思考囲いしかなく、全体除去を無視して速攻で殴るプランは非常に強力です。
逆にどっしり構えるオーラ系は絶滅の契機に流されたりします。
もう一つはランプでデカブツを連打する場合です。
これも打ち消しが薄いためです。
思考囲いで落としきれないほど多くのファッティが入っている場合、対処しきれない場合が多いです。
強力であることに間違いはありません。
一度組めばずっと使えるデッキタイプだと思います。
…自然の怒りのタイタン、ウーロが禁止されなければ。ではでは!