今日はこちら。
度々出るBlack Lotusの調整版の一枚。
今回の制限は統率者を唱えることにしか使用できません。
統率者戦でしか使用できず、その性質から一枚しか使用できないとはいえやはり強力です。
単色しか出ない、使い捨てといくつか欠点はあるものの、入れない理由はない一枚となりそうです。
無限コンボを主戦術とする統率者戦では、そのパーツの一枚に統率者を組み込むことも多く、その場合コンボ成立を3ターン早めることができます。
追放がないため使いまわしも可能ですが、そうなると流石に制限が重くなりそう。
オーリオックの廃品回収者とは使えないわけですし。
実際の所、同じ色のマナを最初から3点以上消費できない統率者ではこのカードの価値は下がります。
ただそういったカードでも一度倒されれば統率者税が発生する為、3マナを有用に使い切ることができると思います。
また、今回何枚も登場している共闘カードは単色であるカードがかなり多く、そういったカードを唱える為であれば純粋な3マナ加速として活用することができるでしょう。
統率者戦では統率者を唱える為にマナを使うということは頻繁に起こることであり、序盤から終盤まで活躍できるこの一枚を採用しない理由はないと思います。
そうなると問題が一つ。これいくらで買います?
特殊セットの新規神話レアと言うのはそれだけでかなりの高値が付きます。
その上でそれが必須級となると価格は天井知らずに上がることが予想されます。
もし今後再録されなければ、このカードの価値は非常に高い位置になり、所持しているプレイヤーとそうでないプレイヤーの間に大きな差ができてしまいます。
高い使用率と勝率を理由に禁止されれば、高い金出して買った人たちが文句を言うでしょう。
掛け値無しに今回のトップレアですし、最新弾の目玉をすぐに禁止するカードことはないと思います。
特にこのカードの場合、事実上の統率者以外での禁止カードですし。
再録が連発されればそれはそれで問題です。
高い金を出してこのカードを最初に買ったプレイヤーは、其れに不満を覚えるでしょう。
特殊セットの新規ですし、いつか再録されるとは思いますが、そこまですぐに何度も再録されるとは思いません。
そもそも統率者戦に必須カード、もしくはそれに近いカードが生まれること自体あまりよくありません。
構築の幅が狭まりますからね。
実際希少で高価で強力な魔力の墓所は既に禁止すべきかと言う論争がアメリカで行われています。
その上で海外のプロにもこれをあまり評価していない方もいます。
統率者は歴史的に儀式系のカードが強くなく、継続的な秘儀の印鑑の方が強いという意見もあります。
所詮統率者はカジュアルなフォーマットであり、100枚中の1枚はそれほど問題にならない気もします。
サーチするようなカードでもありませんし。
ただ実際の所は1枚確保しておきたいカードであることは間違いないでしょう。
アメリカでは構築戦よりも統率者戦をプレイするプレイヤーが多いとか。
日本語版の方が倍以上安いカードになりそう。ではでは!