ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

呪われた狩人、ガラクについて考える

今日はこちら。

 

基本セット2015で登場した頂点捕食者、ガラクから、実に5年3カ月の時を経て、満を持して登場した6枚目のガラク

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モノクロ印刷?

リリアナによってかけられたヴェールの呪いは今尚彼をむしばみ、PW狩りの衝動が彼を突き動かしていました。

 

[0]能力は死亡時にガラクの忠誠度を増やす2/2狼を2体生成する能力です。

戦力としては4マナ相当と見ていいでしょう。

また2体生成する為単体除去に耐性があり、全体除去を撃たれても忠誠度が増えると、かなり優秀です。

直接忠誠度を増やすことはできないものの、2/2狼が処理されず大量に並べば大抵ゲームが終わるはずです。

 

小マイナス能力は色拘束のない滅殺です。

自衛だけでなくキャントリップが付いている為、返しでやられたとしてもアドバンテージを失わないこれまた優秀な能力です。

ただ初期忠誠度が5しかなく直接のプラス能力も持たない為、以降は狼生成しかできなくなってしまいます。

 

奥義は自軍全体に永続する踏み荒らし効果を与える紋章を得る能力です。

十分クリーチャーが残っていればそのまま殴り勝つことができ、その後出したクリーチャーも強化を受けられるため、起動できれば大抵勝利できるでしょう。

プラス能力で生成した狼が一匹でもやられれば次のターンから起動でき、二匹ともやられれば起動しても忠誠度が1残ります。

余談ですが、初代ガラクの奥義は単発の踏み荒らしでした。

 

プラス能力を持たないものの、どの能力も強力で、入れ替わりで落ちた秘宝探究者、ヴラスカ同様6マナと言う重さに十分見合ったプレインズウォーカーです。

 

ローテ前には、狼シナジーも多数存在しました。

また基本セット2021ではスタンダード2枚目となるガラクが登場。

狼の死亡時に一緒に忠誠度が増えます。

 

リミテッドでは文句なしのボムレアであり、タッチしてでも入れたい最強カードです。

構築でも登場直後からスゥルタイフードやスゥルタイコンなどで活躍し続けていて、現在もゴルガリアドベンチャーで活躍しています。 

 

さて呪われた狩人、ガラクは黒緑のPWですが、エルドレインの王権での黒緑は食物メカニズムを活用します。

一方で食物を扱うPWである王冠泥棒、オーコ擁する緑青のメカニズムはランプです。

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 3マナのフィニッシャーであるオーコにはランプ戦略は完全に不要です。

ちぐはぐですね。

 

これは恐らく開発途中で、緑黒と緑青の戦略が入れ替わったことを意味しています。

仮に緑黒の戦略がランプであれば、6マナと言う重さだけが弱点のガラクはフィニッシャーとしてぴったりです。

オーコが元々緑黒だった可能性も捨てきれませんが、ガラクを再登場させることは確定していたでしょうし、その場合緑黒で登場することも確定でしょうから、その可能性は低いです。

 

エルドレインの王権の時はまだこのブログができたばかりだったため、PW紹介の記事がありませんでした。

今後も王家の跡継ぎが暴れた場合には、紹介することになると思います。

ではでは!

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