今日はこの辺について。
最近オムナスアドベンチャーがTier1の座を確実なものにしつつある。
アレの強みは色々な要因があると思われるが、とりあえずその前身となるティムールクローバーの強みについて考えたいと思う。
①幸運のクローバーが強すぎる
まずはこれ。とにかくこれが強い。
2Tコレ→3T豆の木から別の出来事を撃つムーブは環境を代表するブン回りとなっている。
この強さには2マナという軽さも起因しており、先攻2ターン目のこれを咎めるためには、否認では間に合わず強迫を撃つしかない。
さらに厄介なのがいつ引いても腐らない点で、また唱えた時誘発の為これ→出来事と動けば少なくともその出来事はコピーすることができる。
これがあると巻き返しようがないゲーム展開になることも多いため、まずはこれを破壊すること。
これがアドベンチャーに勝つ前提の一つとなる。
個人的にはコピーに(2)要求するか、あるいは本体が(4)であるべきだったと思う。
②エッジウォールの亭主が強い
アドベンチャーのアドバンテージソース第二段。
単純に出来事を持つクリーチャーを唱えただけでドローできる為、マナに余裕があれば確実にドローすることができる。
なぜこいつら唱えた時誘発なのだろうか。
こちらも除去しないと次から次へとカードを引いてくるので、こちらも除去しなければならない。
もう1, 2マナ重いべきだったんじゃないでしょうか…。
③出来事というシステムが強い。
ショックはタフネス2以下のクリーチャーと1:1交換ができる。
もしショックとして使えた後にクリーチャーとして使えれば1:2交換ができる。
これが出来事クリーチャーの強みである。
システム自体がアドバンテージを取れるので、まずはこのシステムに勝たなければならない。
幸運のクローバーやエッジウォールの亭主と違い、出来事クリーチャーを引かないという可能性はほとんどないので、勝負をするためにはこのカードパワーを上回る必要がある。
④ウィッシュボードが強い
ウィッシュボードの存在により、高い対応能力を持つというのが1点。
もう一点は、これは主に中級者以下の話なのだが、下手なサイドボーディングはデッキをかえって弱めてしまう。
サイドボードの呪文15枚と土地15枚を入れ替えれば弱くなってしまうのが明らかなように、妨害手段を入れて強力な攻撃手段を抜くとか、重いカードを入れてランプを抜くとかを行うとデッキのバランスが崩れ、弱くなってしまうことがある。
しかし、アドベンチャーはそのサイドボードのほとんどをウィッシュボードに費やしており、デッキが強くなることがない反面、弱くなることもない。
これがコピーデッキでもそこまでデッキパワーが落ちない原因である。
――もっともプロはウィッシュボードをめちゃくちゃうまく使うのでそこの差ははっきり出るが。
勿論脇を固める他のカードも強い。
非常に安定したデッキなのでぜひ使ってみてほしい。ではでは!