今日はこちら。
2マナ2/1の人間・ウィザード。パーティの魔法使い枠を担当する。
魔法使いらしく非力。熊以下。
戦場に出た後、そのターン中に点数で見たマナコストが2マナ以下のインスタントかソーサリー呪文を唱えた時、それをコピーする。
更にキッカー込みで(5)(U)(U)払って出すと、コピーが2回行われ都合3発飛ばせるようになる。
Forkとかの亜種でそこから考えれば、色拘束が弱くなったうえ2/1が付いてきた代わりに、自分の点数で見たマナコストが2マナ以下という制限が付いた。
Forkの使い方を考えればX呪文のような重い呪文ほどコピーした時の見返りは大きく、この制限はあまりにも痛い。
一方で唱えやすく、2マナ2/1と最低限の戦力もあり、コピーできればそれだけでアドバンテージとなる。
例えば現在もっとも見かける2マナソーサリーの1枚である苦悶の悔恨をコピーすれば4マナ(+手札1枚)で2ハンデスを行う2/1が誕生する。
また取り除きをコピーすれば3マナ以下のクリーチャーかPWを二枚倒すことができる。
このように条件さえ整えてやれば非常に活躍できるクリーチャーである。
下環境になればなるほど強力な低コス呪文が増えるので、さらに活躍できる可能性が上がる。
問題は彼らにある。
さらに今作ではキッカー呪文が存在する。
キッカーは点数で見たマナコストがそのままなので、元のコストが2マナ以下であればコピーすることができる。
公開されている中だと乱動への突入や血の長の渇きが有力だろうか。
ただそうなると今度はこいつのキッカーも目指せるようになるので、よく考えたほうがいいかも。
まあ本当にマナ余ってないとこいつのキッカー使わない気が…。
条件が揃わないと、2マナ2/1バニラになるがそれはさすがに弱すぎる。
そこでこのカード以外の別のカードを2ターン目に使うと、そのせいで手札から2マナ以下の呪文が消えてしまい、さらに唱えにくくなるというジレンマが存在する。
一応複数体展開した後2マナ呪文撃っても起動するので6マナ辺りでいきなり2体出て来て3回コピーし出したりする可能性もある。
このカードに限らず今回のカードはキッカーせずとも強く、キッカーすると少しカードパワーが低くなるように作られているように見える。
コスト比が悪くなってもマナが余っているならば基本的にキッカーしない理由がなく、低マナで使わざるを得なくなってもそれほど悔しくならないので、非常に正しいアプローチと言えるだろう。
次環境の嵐の目となれるのか。非常に興味深い一枚。ではでは!
(追記)新生化とのコンボが話題になっている。
海門の嵐呼びを生贄にすることで望む3マナのクリーチャーカードを戦場に出すことができる。
例えば無限ライフ。
ヒストリックでも二重詠唱の魔道士と玻璃池のミミックを大量に出し、最後タクタクの瓦礫砦と戦闘の祝賀者で〆る1キルデッキが発見された。
なおルーツリー君では唱えてないので無理。
3マナのクリーチャーを同時に2枚出せるなら何でもできる気がする。ではでは!