ロダーシャの考察

MTGについて色々と。(非公式)

何が相棒を壊したのか?

f:id:rodasha:20200420143911p:plain

イコリアが発売されてから、結局のところ相棒というシステムはどうやら壊れているようだということがわかってきた。

今やどの大会でも相棒が採用されていないデッキの方が珍しく、

マジックというゲームが大きく変わってしまったのがわかる。

なぜ相棒はここまで強力になってしまったのか?

 

読者の皆さんも知っての通り今年2020年はWotCにとって統率者の年であるのだが、

WotCはそこで構築の世界で統率者戦ができないかということを考えた。

すなわち伝説のクリーチャーの中から統率者を1枚選び、

それに合わせてデッキを組み、

ゲーム中1度だけ手札でない領域から統率者を唱えられるというものだ。

 

相棒にはそれぞれ構築条件が割り振られており、

(ちょうど統率者のハイランダーのように)

相棒たちはそれを見てあなたを気に入り力を貸してくれる。

デッキが少し弱くなるかわりにあなたは手札を1枚増やすことができるのだ。

彼らはそれを公正な取引だと信じ、世に送り出した。

f:id:rodasha:20200406110123p:plain

結果は知っての通りだ。

彼らは採用可能なあらゆるフォーマットでその強さを見せつけ、

メタゲームはすっかり様変わりしてしまった。

何がいけなかったのだろうか? 

相棒の構築条件が下環境では緩すぎた

基本的にはスタンダードの最新パックに含まれるカードは全てスタンダードやリミテッド用のものである。

その為、リミテッドですら構築可能なように構築条件を緩くされた。

構築条件というものはカードプールが広がれば広がるほど満たしやすくなり、

デッキのパワーは落ちにくくなる。

その為、下環境に行けば行くほど条件があってないようなものになるのだ。

特にいくつかのデッキにおいて、

(例えばレガシーのデルバー、スタンダードのジェスカイファイアーズ等)

すでに条件を満たしている、

あるいは苦も無く条件を満たしてしまうのならば、

それは単にそれらのデッキを強化して終わりだ。

混色にしてしまった

これもスタンダードで使いやすいように考えられた結果なのだが、

それらは混色でデザインされた。

つまり、色が片方入るのであれば常に選択肢の一つに上がるという事。

現在のカードプールは非常に広く多色土地が大量にあるので、

3色以上のデッキもあるのだが、

例えばバントであれば使用できないのは理論上オボシュのみである。

カードとしての性能が強すぎた

WotCは相棒がデッキを組む動機となりうるように、

また時には条件を満たさずメインデッキに採用されうるようにカードパワーを調整した。

結果として、これらのカードは他のレアと比較しても遜色ないカードとして仕上がった。

これは相棒として使用した時、

(つまりデッキパワーをわずかに下げた代償として、

手札消費無しで確実に使えるカードとしては)

カードパワーが高くなりすぎることを意味する。

手札1枚の価値はWotCが思ったよりもずっと大きいものだった

多分これが一番大きかった。

まったく同じデッキであなたが相手より1枚多く手札を持っているのであれば、

あなたは間違いなく勝ち越すだろう。

実際にはあなたのデッキはわずかに弱いかもしれないが、

おそらく8枚目の手札を持つことに比べれば些細な問題である。

特にデッキが1:1交換を繰り返すのであれば、

その1枚によってあなたは勝利できる。

対抗する手段は一つ。こちらも相棒を使用することだ。

となれば、相棒を使用できないデッキが選択肢から取り除かれ、

次にその中で特に優秀ないくつかを残して環境が固定されてしまうことになる。

 

今後相棒はどうなるのか?

相棒は事実上8枚目の手札以上の価値を持つので、

環境が許す限り相棒を使用するのが一般的になるだろう。

デッキを組むときにはまず相棒を確認し、

そこからデッキを組むことになる。

むしろ相棒を採用しないことに理由を求められるようになる。

なぜ君はゲームでも一人なんだい?

 

新しい相棒は作られるのだろうか?

僕はその可能性はほとんどないと考えている。

もし新しい相棒が刷られるとしたら、

それらは今回とは違った構築条件も考えることになる。

本当に構築可能なものなのだろうか?

それはリミテッドやスタンダードで組めるものでありながら、

レガシーでも厳しくなければならない。

それを最低でも5種類は考えることになる。可能だろうか?

 

もし刷られるとしたらそれは今回とはかなり違ったものとなるだろう。

まず、構築条件はかなり簡易なものとなる。

混成マナシンボルは使われず、かつシンボルがよりきつくなる。

さらにスタッツも下がる。

代わりに能力がより特化したものとなる。

これはマイナーなデッキの強力なサポートとして有効なはず。

またサイクルではなく、PWのように数枚だけ収録される可能性もありうる。

 

いずれにせよ相棒がMTGの歴史を変えたことは間違いない。

今日はここまで。ではでは!

プライバシーポリシー