巨智、ケルーガについて。
まずは相棒というシステムについて。
相棒は1ゲームに1体だけ選べ、サイドボードの一枠を占めます。
相棒にそれぞれ設定された構築条件を満たせば、
ゲーム開始時に公開することで、ゲーム中に一度唱えることができ、
その後はメインデッキに入っていたものと同じように使うことができます。
構築条件にはサイドボードは確認されず、
また構築条件を満たさずともそのままデッキに投入することも可能です。
この相棒システムを利用することであなたは
デッキに入れられるカードに制限をかけ、
サイドボードを1枚犠牲にすることで、
実質手札が1枚増え、
手札破壊されないキーカードを任意のタイミングで唱えることができます。
さてそれでは巨智、ケルーガのその構築制限に関して見てみましょう。
点数で見たマナコストとは、マナの量を単に合算した値です。
例えば成長のらせんの点数で見たマナコストは2なので、
入れることができません。
いいニュースが有ります!
分割カードはそのマナコストを合計した値を参照するので、
孵化+不和のマナコストは4でデッキに投入可能です。
また当事者カードは本体のコストを参照します。
悪いニュースがあります!
Xをマナコストにもつ呪文はX=0として計算されます。
その為、ハイドロイド混成体はデッキに入れることができません。
X=0でみても3を超える場合は当然入れることができます。
その代わり巨智、ケルーガが出た時の能力は強力で、
構築条件を満たしたデッキであればかなりのドローをもたらしてくれるはずです。
おそらく彼のデッキにはメインにも1、2枚投入されるんじゃないでしょうか。
しかし混成体や成長のらせんは現在のシミックを支える強力なカードです。
マナ加速を入れて彼を出した方が強いような気がします。
その為、彼をシミックで使うのであれば、
構築条件を無視してそのままデッキに入れたほうがよさそうだと思います。
相棒条件を満たしてデッキを組むにはどうすればいいでしょうか。
彼は混成なので緑か青片方のみを採用したデッキでも使うことができます。
その場合2マナの除去でかつ点数で見たマナコストが3を超える砕骨の巨人が使える赤が必要だと思います。
また3マナまでほとんど動けないのでテンポを取り返すために
高マナカードを連打する必要があります。
もうお分かりですね?
彼は創案の火で活躍する可能性が十分に考えられます。
もし創案+スフィンクス→騎兵+ケルーガと動ければ、
彼は風の騎兵と同じ3ドローをもたらし、しかも戻す必要がありません。
元々2マナ以下のカードが極端に少ないので、
そこまでデッキの動きが変わることはないと思います。
ジェスカイファイアーズの新しい脅威として彼を使える日が待ち遠しいです。
こんなところで。ではでは!