今日はこのカードについて。
Twitter上で僕がやったアンケートでは見事テ―ロス還魂記のコモン第一位に選ばれたぬかるみの捕縛。
コモンながら2マナでタフネス3を倒すことができ、
エンチャントであるため、ターン終了時までのバフで逃れることができない。
またタフネス4以上であっても弱体化させることができ、
テ―ロス還魂記に存在する多数のエンチャントシナジーも発揮できる。
今弾のトップコモンであるといっても誰も否定しないだろう。
しかし、黒には星座がない。
そのものずばり噛むのはこれ位である。
もちろん相方の星座は噛むのだが、
それでもここまで高い評価を得ているのはそれだけ単体性能が高いのだ。
それではその性能を見ていこう。
タフネス3以下/4以上は
コモンが40枚/14枚
アンコモンが31枚/14枚(ダクソス、ティマレット含む)
レアが16枚/10枚
神話レアが1枚/10枚(ポルクラノス含む)
合計88枚/48枚(約64.7%)
全体としてはタフネス4以上は結構多いもののレア以上に固まっており、
リミテッドの主役であるコモンには大抵除去までできる。
(あくまでクリーチャーのみである。
例えば悪夢の詩神、アショクのトークンは除去できるがほとんど解決にならないだろう。
)
ちなみにうちタフネス4なのが24枚でイロアスの恩寵は
実に82.3%をカバーすることができる。
逆に言えば2コス上がっても2割も増えず、
除去としての性能としてはこちらの方が上といえよう。
逆に鍛冶の神のお告げで取れるタフネスが2以下なのは
全体で54枚で39.7%まで下がってしまう。
1点の差でも取れるカードの量が約2倍ともなれば
なるほどぬかるみの捕縛は確かにベストコモンといえよう。
もう一つ重要な点として、除去に成功すれば墓地に送られることが挙げられる。
黒の脱出にはコモンに死の国の突撃馬、
アンコモンにはファリカの落とし子が存在しており、
安定して墓地に送れるカードは非常に便利である。
さらにこのカードの存在も影響しているのだが、
黒という色は全体で見ても頭一つ強い。
レアやアンコモンが微妙な時はぜひこれを初手で取ってみよう。
特にアリーナ戦では弱い選択肢になりにくい。
リミテッドにおけるカードの強さはその環境に大きく左右される。
だからこそドラフトは面白い。ではでは!