晴れる屋の『テーロス還魂記』環境初陣戦をスイスラウンド1位の勢いのまま
ジェスカイファイアーズが優勝した。
(https://article.hareruyamtg.com/article/36219/#1)
これを新時代のジェスカイファイアーズとして分析したい。
まずはマナベース。
従来のマナベースから凱旋の神殿とヴァントレス城を1枚ずつ抜いて
聖なる鋳造所を2枚いれた形。
これは以前から見られた形でデッキ内のアンタップイン土地を増やすことで
4ターン目に創案を着地させる確率を増やしている。
一方で占術が減るので安定感が少し低下している。
いずれにせよ誤差レベルでの違いでしかないので好みの問題。
テーロスで登場した啓蒙の神殿が入っていないが、
これはショックランドと比較した時に基本土地タイプの島を持っていないため、
ヴァントレス城をアンタップインできないから。
そもそもマナベース的にあまり青白土地を必要としていない。
砕骨の巨人が4枚採用されている。
一般的には3枚だが代わりに裁きの一撃が1枚も採用されていない。
ドロー枠として海の神のお告げが採用されている。
可能性の揺らぎと比較した場合メリットが
・インスタントタイミングで唱えられる。
・必要なカードを上に戻せる。
・予見のスフィンクスの占術を無駄にしない。(上とほぼ同じ)
・後で占術2が行える。
・テフェリーで使いまわせる。
・後述の夢さらいとかむ。
デメリットが
・上から2枚しか見れない。
デメリットの2枚しか見れないというのは起動占術まで含めると
4枚見えており、そこまでデメリットではなくよさげ。
新カード空の粉砕が採用されている。
全体除去枠が1枚増えているのは単体除去が1枚減っている代わりだろう。
サイズを問わない全体除去は非常に優秀。
1ドロー能力も活用できることもある。
空の騎兵が1枚減らされている代わりに新カード夢さらいが2枚追加。
飛行絆魂殴るたび1ドローに攻撃力アップと呪禁付与まである新時代のフィニッシャー。
このデッキであれば出たターンにそのまま殴りかかることも可能。
6マナだがこのデッキであればさほど気にならないだろう。
アンタップ後殴る前に除去撃たれるとタップのせいで殴れないが
そこはテフェリーがカバー。
改めてメイン全体で見てみると
砕骨の巨人、海の神のお告げと共に2マナと3マナの動きを担保しておりマナを使い切れる。
その分低マナのカードが撃ちづらいので低マナのカードを減らし、
全体除去やフィニッシャーを集めに採用することができている。
MTGは(当然)マナが大きいカードほど強いのでこのアプローチは非常に強い。
また、この場合初手以外だとタップインが許容できないので
ショックランド4積みのマナベースは非常にわかる。神調整。
サイドには解き放たれた狂戦士が採用されている。白単を見てだろう。
自分の轟音のクラリオンに巻き込まれて死なないし。
青白コンからも若干除去体制がある。尚空の粉砕では普通に死ぬ模様。
代わりに抜けたのは徴税人でシミックフラッシュに対しかなり弱体化。
単体除去が薄いので追加の単体除去が。タップ能力も容易に起動可能。
1/1には一方取るし対アグロ性能が高い。
敬虔な命令枠で、レギサウルスにはより効果的に対処可能。
解呪が少し重くなった代わりにまとめて砕けるように。
ジャンドサクリファイスとかのパンくずの道筋や魔女のかまどなどの置物は開だけではなく、
今回は黒単の死より選ばれしティマレットや悪夢の番人などのエンチャント・クリーチャーもまとめて倒すことが可能。
滅茶苦茶感心した。
ごめんなさい。これだけ全然わかりません。
創案張ってたら相手ターン動けないし、
創案通すためなら合わせて6マナは多いしで使える相手が全然わからない。
青白コントロール相手とかだとテフェリーで紙くずになるし。
枠的には単体除去とドロー枠。
コントロール相手かな?
非常に完成度の高いデッキ。というかまず元が高かったですし。
この短期間で見事な調整だと思います。優勝おめでとうございます。
今期もまだまだジェスカイファイアーズが暴れそうです。
ちなみにメインこれで
サイドの解き放たれし狂戦士を徴税人に
巨人落としを敬虔な命令に
ドビンの拒否権を裁きの一撃に変え
メタゲームチャレンジに行った結果
エスパースタックスと黒単に敗北し、
0勝を2回決めた。
MTG難しい。ではでは!